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子育て家庭の電気代はどのくらい?太陽光+蓄電池のシミュレーションと導入の注意点

目次

はじめに

電気代の高騰で「太陽光や蓄電池を導入した方がいいのかな?」と考える家庭は増えています。特に子育て家庭は在宅時間が長く、エアコン・洗濯乾燥機・食洗機など家電フル稼働。電気代が毎月の家計を直撃します。

本記事では、子育て家庭を想定した太陽光+蓄電池の収支シミュレーションと、導入する際の注意点をまとめます。

電気代高騰の背景

ここ数年、電気代は右肩上がりに値上がりしています。主な理由は以下の通りです。

  • 火力発電の燃料費(LNG・石炭・石油)が高騰
  • 再エネ賦課金が毎年引き上げられている
  • 電力自由化以降、基本料金や単価の改定が相次いでいる

特に子育て家庭のように在宅時間が長いと、電気代の負担は年々重くなります。今後も値上げリスクがあることを考えると、太陽光で「自家消費」に切り替えるメリットはますます大きくなります。

シミュレーション前提条件

  • 太陽光パネル:5kW
  • 蓄電池:16kWh(大容量タイプ)
  • 電気料金:34円/kWh(使用量が多いほど単価が上がるため高めに設定)
  • 売電単価:16円/kWh
  • 家族構成:夫婦+1歳児(在宅時間が長い前提)

※電気代は段階制で、使用量が多いほど単価が高くなる仕組みです。そのため34円で試算すると、子育て家庭の実態に近いシミュレーションになります。

年間電気代の比較

項目 導入前 導入後 差額
年間電気代 234,600円 54,800円 ▲179,800円

年間で約18万円の削減効果となりました。導入前は電気代が20万円を超えていましたが、太陽光+蓄電池のおかげで5万円台にまで圧縮できています。

なぜ16kWhの蓄電池を選んだのか

現在の売電単価は15〜16円/kWh。一方で買電単価は28〜38円/kWh。
つまり売るよりも自家消費する方が圧倒的に得です。

我が家の場合、発電した電気のほとんどを自家消費しており、売電は年間で400kWh程度しかありません。
「売る時代」から「使い切る時代」へと変わったことを実感しています。

蓄電池選びのポイント

  • 容量: 家族の消費量に合わせる。子育て家庭は在宅時間が長いため大容量が安心。
  • 全負荷か特定負荷か: 特定負荷は一部の家電のみ。全負荷ならエアコンやIHも使えて災害時に安心。
  • 保証とメンテナンス: 10年以上の保証、メンテ体制がある業者を選ぶ。
  • 補助金: 国や自治体の補助金は早い者勝ち。スケジュールを要確認。

小さい蓄電池のデメリット

蓄電池が小さいと、昼間に発電した電気をためきれずに売電してしまいます。結果として「安く売って、高く買う」状態に…。さらに災害時には蓄電池が空になり、肝心なときに電気が使えないというリスクもあります。

そのため、我が家は大容量16kWhを選び、普段の電気代削減と非常時の安心を両立させました。

補助金・助成制度の活用

太陽光や蓄電池の導入には数十万円〜数百万円の初期費用がかかります。しかし、国や自治体の補助金をうまく活用することで、実質負担額を大きく下げることができます。

  • 国(環境省)の「住宅用太陽光発電・蓄電池補助金」
  • 東京都の「ゼロエミ住宅推進事業」
  • 品川区など自治体の独自助成

補助金は年度ごと・予算枠ごとに「早い者勝ち」で終了することが多いので、導入を検討する場合は必ず最新情報をチェックしましょう。

インフレ対策としての太陽光

電気代は今後も燃料費やインフレの影響で上昇が予想されます。その中で太陽光発電は、一度導入してしまえば実質的に電気代を固定できるという大きなメリットがあります。

住宅ローンの固定金利と同じように、将来の支出を見通しやすくなるのは子育て家庭にとって安心材料です。「光熱費をインフレから守る」という意味で、太陽光は資産運用に近い考え方もできます。

施工時の注意点

  • 配線経路: 室内分電盤までどう引き込むか。壁穴工事が必要な場合も。
  • 設置場所: 屋外なら防水性・直射日光対策。屋内なら温度管理。
  • 工事期間: 子育て家庭は工事中の生活動線も考慮して工程を確認。

子育て家庭で特に感じるメリット

  • 停電時でも冷蔵庫・照明・エアコンが動く安心感。
  • 夜中のミルクや夜泣き対応で照明・家電を気兼ねなく使える。
  • 夏・冬のエアコンを常時稼働でき、赤ちゃんも快適。
  • 光熱費が安定し、家計管理がしやすくなる。

まとめ

太陽光+蓄電池は「電気代削減」だけでなく、子育て家庭に安心と快適をもたらす投資です。大容量かつ全負荷型を選ぶことで、在宅時間の長い家庭でもストレスなく生活できます。

さらに、インフレ時代において電気代を固定化できることは、長期的に見れば大きな資産価値を持ちます。今回はシミュレーションを中心に紹介しましたが、今後は実際の収支についても別記事でまとめる予定です。検討中の方はぜひ参考にしてください。

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この記事を書いた人

ちゃきん(茶金)
理系サラリーマン投資家。
住宅ローンや不動産投資など合計2億円の借金を抱えながらも、株式・仮想通貨・太陽光発電など幅広く挑戦。
子育てと家計管理をリアルに発信し、「お金と暮らしの最適解」を実験しています。

Xはこちら → @chachakin_blog

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