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頑張らない育児こそ最強──1歳児パパが気づいた「力を抜く勇気」

頑張らない育児こそ最強──1歳児パパが気づいた「力を抜く勇気」

最初にお伝えしておきたいのは、このやり方は賛否両論があるということです。ここで述べる「頑張らない育児」は、頑張る育児を否定するものではありません。むしろ、親それぞれの限界や家庭の事情をきちんと自覚し、そのうえで「頑張らないところ」を意識的に決めるという考え方です。

正直なところ、頑張ろうと思えば、子供に対してやれることはいくらでもあります。
けれど、日々の生活を“生き抜くだけ”でも精一杯な瞬間があります。だからこそ、無理をせず、自分の幸せも大事にする──それが、今の我が家にとって最適な育児の形だと思っています。

そもそも、育児の「正解」は時代によって変わるものです。 10年ごとに理論や価値観がガラッと変わります。 たとえば、昔は「母乳だけが理想」と言われていましたが、今はミルクでも問題なし。 「抱き癖がつくから抱っこは控えめに」と言われていた時代もありましたが、今では「抱くほど安心感が育つ」と真逆の意見が主流です。

さらに言えば、国や文化によっても育児の形はまったく違います。
日本では「寝かしつけ」や「しつけ」に丁寧さを重視しますが、ヨーロッパでは子どもの自主性や個の尊重を大切にします。 それでも、どちらの子どももちゃんと育つ。 この事実こそ、“育児に唯一の正解はない”ことを物語っていると感じます。

だからこそ、私たちは「自分たちの家庭に合う形」を模索しながら、“仕組み化で無理をなくす”という選択を取りました。以下は、1歳児パパの実体験に基づく具体例です。

この記事の前提
  • 「頑張る育児」を否定しません。各家庭に合うやり方を尊重します。
  • 親の限界・資源(時間/体力/お金)をふまえ、“頑張らない領域”を意図的に決める提案です。
  • 手抜きではなく続けられる型を作る=結果的に家族が穏やかに回ることを目指します。

目次

① 「頑張る育児」からの脱却

昔の日本では、「親がどれだけ頑張れるか」が育児の指標のように扱われてきました。
一方で、ヨーロッパなどでは「親が頑張りすぎない」ことも大切にされています。 子どもは自分で選び、転び、立ち上がる経験を重ねながら育つという考え方です。

どちらが正しいという話ではなく、文化や時代が違えば“育児の正解”も変わるというだけのこと。 だからこそ、私たち親ができるのは、「自分たちの家庭に合う形を見つけること」だと思います。

SNSや育児書にあふれる「正解」を追いかけていた頃は、 うまくいかないと自己嫌悪に陥り、夫婦で理想像を押しつけ合うような日もありました。 けれど、ある日ふと気づきました。 “頑張る”ことで笑顔が減っているなら、それは本末転倒かもしれないと。

そこから少しずつ、「完璧より、続けられる形」を意識するようになりました。 親の余白が増えると、不思議と子どもの表情も柔らかくなる。 「頑張らない育児」は、そうした気づきの中から生まれた我が家のスタイルです。

② 「頑張らない」は放任ではない──“仕組み化”で無理をなくす

  • 週末に作り置き+平日は温めるだけ
    ミールキットは使わず、土日にまとめて作り置き。平日は温め直しで回します。 必要に応じてカジーさん(家事の外注サービス)に料理をお願いして、家族全員の余力を確保しています。
  • 朝食は固定化して迷わない
    毎朝の定番は「焼いたパン半分・とろけるチーズ・バナナ半分」。 メニューを固定すると、準備も買い物も迷いがなくなり、朝のバタバタが激減します。
  • 主食は“ご飯+パウチ”で続けやすく
    毎日の手作りにこだわらず、ご飯だけ炊いてピジョンのパウチを組み合わせる方式に。 栄養も安定し、親の負担も軽くなります。

③ “目的思考”の食材選びで、暮らしがラクになる

我が家ではうんちが柔らかいとオムツ替えが大変だったため、定期的に「わかめ入りご飯」を食べさせています。 これだけでころころうんちに変わり、オムツ替えが驚くほどラクに。 「健康のため」だけでなく、“生活をスムーズにする工夫”も立派な育児スキルだと感じます。

ミニTips|わかめご飯の簡単レシピ

うちでは、赤ちゃんにも大人にもやさしい“煮込みタイプ”のわかめご飯にしています。

  1. 鍋にお水・お米・乾燥わかめ・無塩のささみフレーク(またはツナ)を入れる
  2. 中火で約25分ほど煮る
  3. 子ども用はそのまま、大人用は塩を少しかけて味を整える

わかめの旨みとささみのたんぱく質が合わさり、塩分なしでもしっかり風味が出ます。 消化もよく、冷凍ストックにもおすすめです。

④ 「食べさせるのをやめる」と、自立が始まった

娘が自分で食べたがるようになってからは、スプーンで食べさせるのをやめ、手づかみで自由に食べてもらうスタイルに切り替えました。 食後はテーブルも服もドロドロになりますが、あとでまとめて拭けばいいだけ。 続けていくうちに、最初の頃よりずっと上手に食べられるようになってきました。

多少の汚れよりも、「自分で食べられた!」という達成感を大切に。 親が頑張らないことで、子どもが頑張れる余白が生まれる──それが実感としてあります。

⑤ 「頑張らない育児」がもたらす4つの効果

  1. 親の安定:仕組み化で心と体に余白ができる
  2. 子の自立:見守ることで主体性が育つ
  3. 家庭の調和:叱る回数が減り、笑顔が増える
  4. 継続可能性:100点主義より“長く続けられる型”が残る

⑥ まとめ:力を抜く勇気は、家族を守る力

「ちゃんとやらなきゃ」を手放し、“仕組み化して無理をなくす”視点に変えたら、育児は驚くほど穏やかになりました。 完璧を目指すより、続けられる形に整える。 それが、親にも子にもいちばん優しいと感じています。

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この記事を書いた人

ちゃきん(茶金)
理系サラリーマン投資家。
住宅ローンや不動産投資など合計2億円の借金を抱えながらも、株式・仮想通貨・太陽光発電など幅広く挑戦。
子育てと家計管理をリアルに発信し、「お金と暮らしの最適解」を実験しています。

Xはこちら → @chachakin_blog

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