はじめに
子どもが生まれると、家計のバランスは大きく変わります。私自身、娘が生まれてから「これは思った以上に増えたな…」という出費が多く、結果としてトータルでは家計の負担が増えたと感じています。
もちろん、外食や交際費など減った部分もありますが、やはり夫婦二人ともが締めるところを締めないと、出費は自然と膨らんでしまうのが現実です。
この記事では、1歳児パパ目線で「子どもが生まれて増えた出費・減った出費」を整理してご紹介します。これから出産を控える方や、家計管理を見直したい方の参考になれば嬉しいです。
増える出費
- 食費: 離乳食や幼児食の食材、ベビーフード、おやつなどが追加。さらに大人も調理時間が減って惣菜に頼ることが増え、全体で2〜3万円アップ。
- ミルク代: 完全母乳でなくても、多くの家庭では半年〜1年以上かかる出費。1歳を過ぎても「ステップミルク」で継続することも。
- おむつ・育児用品: 毎月コンスタントに必要。オムツ・おしりふき・ベビー服など、少しずつですが必ず積み上がる。
- 光熱費: 在宅時間が増え、エアコン・洗濯乾燥機・食洗機などをフル稼働。特に夏や冬は1万円単位で増えることも。さらに、赤ちゃんのミルク用に電気ポットを導入。常に80℃設定で保温しているので電気代はかさみますが、雑菌対策で一度沸騰させたお湯を70℃以上でキープでき、ミルク作りには欠かせません。
- 日用品(ケア・洗濯まわり): 我が家ではベビー用洗剤は使っていませんが、うんち汚れ専用の漂白剤や赤ちゃん用ボディソープは消費が早いです。特にザウトマンはうんち汚れが驚くほどよく落ちて重宝しています。さらに、赤ちゃん用タオルも大量に必要で、洗濯回数も増えます。
- 子ども用調味料: 減塩しょうゆや子ども用コンソメなど、大人用とは別に購入するため出費が増える。
- 玩具・知育系: 妻が「子どものため」と課金しまくるジャンル。我が家ではおもちゃや知育教材に加え、ディズニー英語システム(DWE)を契約したので一気に出費が増加。最近はなんと狭いリビングに「運動能力向上のためにうんていを置きたい」と言われ、教育投資だけでなく生活空間の圧迫も課題です(笑)。
減る出費
- 外食費: 子ども連れでの外食は大変で、確かに以前より回数は減りました。ただしその分デリバリーを利用することが増えたり、たまにリフレッシュのために娘を一時預かり(オアシスルーム等)にお願いしてランチに行くことも。預け代もかかるため、外食費が大きく減ったというより「形を変えて出費している」イメージです。
- 交際費: 飲み会や友人との外出は激減。特に平日は子ども中心の生活で、ほぼゼロになりました。
- 旅行費: 乳児期は長距離旅行が難しく、泊まりがけは控える傾向。そのため全体としては出費が減少します。ただし、子連れで旅行に行く場合は赤ちゃん歓迎の宿泊施設を選ぶことが多く、部屋に湯沸かしポットや赤ちゃん用ボディソープ、洗い場が完備されているなど安心感はあるものの、その分料金はやや高め。旅行回数は減っても、行った時の出費はむしろ増えるイメージです。
- 趣味・自己投資: 子ども優先で、自分の服やガジェット購入を控えるように。出費は減るがストレス解消の工夫は必要。
我が家の変化
我が家の場合、娘が生まれる前は夫婦2人で月6〜7万円の食費+外食費がありました。それが今では、食費は9〜10万円に増えた一方で、飲み会もなくなり、交際費は月数万円から数千円程度に。ただし、デリバリーや一時預かりを活用する分、出費が別の形で発生する月もあります。
トータルでは「増えた分と減った分でトントンか?」とは全くならず、増加傾向。特に光熱費の上昇は予想外で、冷暖房・洗濯乾燥で毎月プラス5,000〜1万円くらい。さらに知育系への課金で、教育費が前倒しでのしかかってきます。小さな積み重ね+大きな教育投資がじわじわ効いてきます。
パパ目線で感じたこと
パパとして強く感じたのは、妻が育休中で手取り収入が減っている中で、思った以上に増える出費が多くて正直しんどいということです。特に育休が半年を超えると、育児休業給付金の支給額がガクッと減るため、家計のやりくりに一層気を配る必要がありました。
「子どものための出費だから仕方ない」と思いつつも、収入が減る時期と重なることで負担感は大きいです。やはり夫婦二人で話し合いながら、締めるところはしっかり締める意識を持つことが大切だと感じています。
まとめ
子どもが生まれると家計の出費は確実に変わります。特に「食費・ミルク代・光熱費・知育系」は想像以上に増え、「外食・交際費・旅行費」は自然と減っていきます(ただし、人による)。
大切なのは「増えるのは当たり前」と割り切り、無理のない工夫でボトルネックを潰すこと。我が家では取り分け調理や冷凍ストックを活用しつつ、減った交際費を子どもへの出費に回しています。
これから子育てが始まる方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

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