仕事を任せられないパパが抱えている不安の正体(出世・比較・犠牲をどう受け止めるか。「何のために働くか」から整理する)
はじめに
仕事を任せられないパパは、決して怠け者ではありません。
むしろ多くの場合、
- 責任感が強く
- 家庭も仕事も中途半端にしたくなくて
- 真面目に頑張ってきた人
です。
それでも仕事を抱え込み、残業が減らず、
家庭との両立が苦しくなる。
その原因は能力不足ではありません。
「不安」が整理されていないだけです。
今回は、
仕事を任せられないパパが抱えている不安の正体をほどきながら、
最後に一つの問いに向き合います。
そもそも、自分は何のために仕事を頑張っているのか?
不安① 同期や後輩に出世で先を越されるのではないか
最も分かりやすく、そして多くの人が口に出せない不安です。
「今、仕事をセーブしたら置いていかれるのでは?」
育児期はどうしても時間の制約が大きくなります。
その一方で、
- 同期が昇格した
- 後輩が重要ポストに就いた
そんな話が耳に入る。
このとき生まれるのは、
比較からくる焦りです。
その焦りが、
- 仕事を手放せない
- 任せられない
- 無理な残業を選んでしまう
という行動につながります。
不安② 会社からの評価が下がるのではないか
もう一つは評価への不安。
- 最近早く帰っている
- 負荷が軽そう
- やる気がないと思われないか
そんな「見えない視線」を気にしてしまう。
ただ、冷静に考える必要があります。
本来、評価されるのは
- 長時間働くこと
- 何でも自分で抱えること
ではなく、
- 成果
- 再現性
- 周囲を回せているか
のはずです。
任せることは、評価を下げる行為ではありません。
不安③ 先を行く人たちは、何かを犠牲にしていることもある
同期や後輩が先に進んでいるとき、
私たちは「結果」だけを見がちです。
でも、その裏側には
- 家庭との時間
- 睡眠
- 健康
- パートナーとの関係
- 子どもとの関係
が犠牲になっているケースも少なくありません。
もちろん、それを本人が納得して選んでいるなら問題ありません。
ただ、一度立ち止まって考えたい。
自分は、その犠牲を本当に払いたいのか?
ここから本題:何のために仕事を頑張るのか
不安を整理するために、原点に戻ります。
仕事は、何のために頑張るのでしょうか。
多くの人は、この問いに答えないまま走っています。
だから、
- 忙しさが正義になり
- 残業が当たり前になり
- 任せることが怖くなる
仕事は目的か、手段か
結論から言えば、多くの場合
仕事は目的ではなく、手段です。
生活を支えるため。
家族を守るため。
将来の選択肢を増やすため。
仕事そのものが好きでも構いません。
ただし、目的が曖昧なまま仕事が肥大化すると、
家庭や健康が削られていきます。
私の場合:家族の幸せのための仕事
私自身は、仕事をこう位置づけています。
家族の幸せのために働いている。
だから、
- 一時的に残業代が減る
- 手取りが少し下がる
という点についても、
妻と合意が取れるなら問題ではありません。
目的が「家族の幸せ」である以上、
仕事を優先し続ける必然性はないからです。
仕事第一の価値観こそ、問い直す価値がある
一方で、仕事を第一に置く価値観もあります。
それ自体は否定しません。
ただ、問いは必要です。
- なぜ仕事が大事なのか
- 仕事で何を得たいのか
- それは家庭を削るほどの価値があるのか
もし理由が
- 比較に勝ちたい
- 置いていかれたくない
- 不安を埋めたい
だけなら、注意が必要です。
なぜなら、
その不安には終わりがないからです。
捨てる必要はない。「一旦立ち止まる」という選択
ここで重要なのは、
どちらかをガッツリ捨てる必要はない
ということ。
育児期はただ、
- 数年スピードを落とす
- 出力を抑える
- 家庭の安定を優先する
一旦立ち止まるだけでいい。
子どもが小学生になれば、
またフルタイムで働く家庭も多い。
これは撤退ではなく、
戦略的なペース配分です。
夫婦で合意を取るための会話テンプレ
ここで現実的に重要なのが、お金の話です。
残業を減らす=収入が減るかもしれない。
この不安を放置すると、決断できません。
おすすめの話し方
「今は○○が安心して仕事に戻れるのが一番大事だと思ってる」
「そのために残業を減らすと、手取りが月○万円くらい下がる可能性がある」
「これはずっとじゃなくて、保育園に慣れるまでの数か月〜1年くらいの想定」
「きつそうなら、また一緒に調整しよう」
この順番で話すと、
- 目的が共有され
- 不安が可視化され
- 合意が取りやすくなります
おわりに
仕事を任せられない不安は、弱さではありません。
その裏側には、
- 家族を守りたい気持ち
- キャリアを大切にしたい思い
- 真面目さ
があります。
だからこそ、一度問い直してみてください。
自分は、何のために仕事を頑張っているのか?
答えが言語化できた瞬間、
不安は振り回されるものではなく、
整理できる情報に変わります。
そしてそのとき初めて、
- 任せる
- 休む
- 立ち止まる
という選択が、怖くなくなります。

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