【1歳ご飯】大人と同じものはいつから食べられる?
「1歳を過ぎたら大人と同じ食事を食べさせてもいいの?」──子育てをしていると、一度は迷うポイントですよね。我が家でも娘が1歳を迎えたとき、この問題に直面しました。最初は何をどこまで与えていいのか分からず、毎食が試行錯誤の連続でした。
この記事では、我が家で実際に試してきた食事の工夫や子どもの反応、そして厚生労働省のガイドラインを踏まえた一般的な目安をまとめています。同じ悩みを持つパパ・ママの参考になれば嬉しいです。
我が家の実体験|1歳から大人と同じご飯に挑戦!
娘が1歳になってから、少しずつ「大人と同じご飯」にチャレンジしてきました。印象に残っているエピソードを紹介します。
なめこと豆腐のかつおスープ
大人用の味噌汁をそのままあげるのは塩分が強すぎるため、我が家では工夫をしています。なめこと豆腐とかつおを煮て「だしスープ」を作り、それをご飯に混ぜて子ども用に。大人用はそこにあとから味噌を加えて仕上げます。こうすると同じ鍋で子ども用と大人用を作れるので手間も少なく、娘も安心して食べられました。
リュウジさんのレシピをアレンジ
普段は料理系YouTube「リュウジのバズレシピ」をよく参考にします。海鮮のだしがしっかり出るレシピをアレンジして作ったところ、大人が食べても美味しい仕上がりに。娘もバクバク食べて、スプーンが止まらないほどでした。
素麺を10倍薄めて
夏の暑い日に挑戦したのが素麺。大人用のおつゆは濃いので、10倍ほどに薄めて与えました。これが大ヒット!つるつると食べる姿に、夫婦で思わず笑ってしまいました。
野菜炒めの取り分け
夕食では、豚こま・もやし・キャベツのシンプルな野菜炒めを用意。しょうゆを少しだけ加えて取り分けました。脂身は除き、赤身部分を食べてもらいましたが、少し硬かったのか途中で口から出すことも。反対に、もやしは大好物で真っ先に完食。子どもの「好き・苦手」がはっきり出た場面でした。
鶏もも肉のトマト煮
ある日はトマト煮にも挑戦。具材は小さめに切り、味付けは子ども用のコンソメを使用。鶏もも肉は脂を減らすために皮を取り除きました。すると、パンにつけてもご飯に混ぜてもパクパク食べてくれるほどの好評ぶり。酸味がまろやかになり、子どもでも食べやすい仕上がりになったようです。
歯の生え方と食べられる固さの関係
娘の場合は、前歯が上下で4本ずつ揃うのが早かったため、1歳を過ぎた頃から「嚙んで食べる」練習もできるようになりました。前歯がある程度揃うと、やわらかい肉や野菜を噛み切ることができるので、食べられる料理の幅が一気に広がります。
ただし、奥歯はまだ生えていないので「歯茎で潰せるやわらかさ」が基本。にんじんならスプーンで潰せる程度、肉は繊維を断つように小さく切ると安心です。
一般的な目安|1歳からの食事
もちろん我が家の体験だけでなく、一般的な目安も参考にしています。厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、次のように示されています。
- 時期: 1歳〜1歳半頃から、少しずつ大人と同じものを食べられるようになる
- 味付け: 塩分・砂糖・油分は控えめに。大人の料理を「取り分け」して調整
- 食感: 歯茎で潰せる固さが目安。奥歯が生えるまでは無理に固いものを与えない
つまり「1歳=すぐ大人と同じ」ではなく、「歯の発達や食べる様子を見ながら、少しずつ慣らしていく」ことが大切です。
我が家で気をつけている工夫
- 味付け前に取り分ける: 煮物やスープは、大人用の調味料を入れる前に子ども用を確保
- 薄めて調整: 大人用のおかずは必要に応じてお湯で薄める
- 柔らかさを意識: ご飯はやわらかめに炊き、野菜もクタクタになるまで煮込む
- 新しい食材は少しずつ: 初めての食材は一口から始めて、様子を見ながら量を増やす
この4つを意識するだけで、安心して「大人と同じご飯」にステップアップできています。
まとめ
1歳を過ぎると、大人と同じご飯にチャレンジできる時期。ただし「塩分控えめ・やわらかめ・取り分け」が合言葉です。驚いた顔をしたり、口から出したりすることもありますが、それも成長の一歩。何度か試すうちに「お気に入りの味」が見つかっていきます。
我が家ではなめこのかつおスープ、リュウジ飯、素麺、野菜炒め、トマト煮などを通じて「一緒に食卓を囲む楽しさ」を実感できるようになりました。歯の発達とあわせて無理なく進めるのがコツです。迷ったときは「まだ薄味で大丈夫」と考えて、少しずつステップアップしていきましょう。
コメント